(元)うつ病患者の独り言 for はてなブログ

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「緊縛」ショー初体験感想

※注意:この記事はR-18に該当する内容について書きます。(R-18に抵触する写真は無し、文章の表現もR-18にならないよう配慮します)

 

今年になってからネット経由の縁で、この人の存在を知りました。

  • 一 鬼のこ(はじめ きのこ)

(HP:http://www.shibari.jp

Twitterhttps://twitter.com/hajimekinoko

Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/一鬼のこ

一 鬼のこ(はじめ きのこ, 1977年 - )は、パフォーマーであり緊縛師。愛知県名古屋市生まれ。

光と縄をテーマにしたCyber Ropeというパフォーマンスと古典的な捕縄術が原型となる緊縛のパフォーマンスの2種類を軸とし活動。

  • 緊縛(きんばく)とは

Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/緊縛

 

この方のショーを、近くで見るチャンスに恵まれたため、静岡県内某所でのショーに行ってきました。

緊縛もSMも昨年まで全く縁の無かった僕。例のごとく事前のWeb巡回で「大道芸の『R-18』版」だろうなという当たりだけ付けて参加しました。

で、大道芸を馬鹿にしてはいけません。我が静岡には「大道芸ワールドカップ in 静岡」(http://www.daidogei.com)という世界的イベントがあり、自慢じゃないですが大道芸のレベルの高さと、それを見ている自分の目が肥えてる自覚があります。

 

鬼のこさんのショーは、和服姿、三味線のBGM、麻縄で女性を縛って吊り上げる、古典的捕縛術ベースのもので、ショー本体は1時間弱繰り広げられました。

...僕はすっかり引き込まれてました。癖ですが、イベントやショーの間も周囲や観客の雰囲気を観察することを怠らない僕が、ショー後半は身を前に乗り出して見ていました。

 

縛られた女性は下帯1枚でしたが、エロさ卑猥さすら忘れさせるほど、芸術的な雰囲気さを漂わせていました。

芸術的雰囲気を感じさせた理由ですが、個人的には「縛る所作に緩急と余裕がある」「縛り方に規則性と調和がある」「縛られてる女性から苦痛が感じられない」と感じました。

 

で、ショーの前には鬼のこさんによる初歩的な緊縛術の教室があり、ショーの後見物人のうち緊縛術を心得てる人が同じステージで緊縛に挑戦していましたが、鬼のこさんと他の人の技量の差は、素人の僕が見ても一目瞭然。

他の人は皆、縛るだけで精一杯で緩急や余裕どころではありません。

 

そして緊縛術教室で、鬼のこさんが縛った手本の女性に触れさせてもらいましたが、縛った結び目はがっちり固まってるのに、縛ってる縄と体の間には食い込んでるようでも指一本が入るくらいの余裕があります。

それでいてずれたり緩んだりしないし、縄をほどいた後はアザも出来ず、しばらく経てば縄の跡も残りません。

聞いた話では、緊縛で逆さづりにされても「ハンモックで吊ってもらってる」感覚だとか...

 

世間的にはアダルトかつマイナーなジャンルのため、色々間違ったイメージで広がってる緊縛というSMですが、一 鬼のこさんのパフォーマンスはまごうことなく芸術まで到達した大道芸だと、僕は確信しました。

 

ショーの間の、一 鬼のこさんの語った言葉が印象に残ったので、紹介します。

観客の女性の一人が「縛ってみたい人が居る」と鬼のこさんに言ったのに対し、鬼のこさんが「『縛りたい』じゃなくて、『絶対縛る』の意気込みでやらなければ身につかないよ」と応えてました。

 

・追記

えー、緊縛もSMも、リア充のための趣味嗜好ですねぇ。

「縛る男性」と「縛ってもらう女性」のカップルでないと基本的に成り立たないし、ショーに参加していた人もカップルが多かったようです。

コミュ障のぼっちが参加しても、見ているだけしか出来ない...

 

・4/22追記

当日会場内を撮影した写真がツイートされていたので引用します。