(元)うつ病患者の独り言 for はてなブログ

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交通安全講習会

今日の定時後、四輪、二輪車通勤者対象の会社主催交通安全講習会に(強制)参加しました。
主題は「飲酒運転の撲滅」。
 
えー、内容は「想定の範囲内」でした。
もっとも「サプライズ」を求める内容ではないし、「サプライズ」で交通事故をなくせるなら誰も苦労はしないよ。
 
内容をいくつか。

  • 自転車が怖い

静岡市は自転車の交通事故が多いそうです。
講演してくれた交通課の警察の方の話では、「全国的には自転車絡みの交通事故は全体の約16%、静岡市は全体の約24%」4件に1件は自転車事故。
しかも「自転車事故の3分の1は自転車が加害者」。
 
自転車が怖いのは、被害者にもなるけど加害者にもなること。
そして自転車でも、加害では自動車と同じ内容の賠償を求められること。

携帯メールを打ちながら自転車を運転していて、歩道の子供をはねて打ち所が悪く大けが。
警察の罰金以外に損害賠償を請求されて、判決が5000万円の支払い。
自転車だから保険に入っておらず、全て自腹で支払う羽目になった。

これは僕の自作ですが、同じような事例が本当にあったそうです。
 

  • 不幸の連鎖

講習会で30分弱の映画が上映されました。東映が制作、里見浩太朗が主演。
内容は、飲酒運転の死亡事故で被害者と加害者の両方が家族崩壊の道をたどり、それを里見浩太朗演ずる記者が追いかけるもの。
免許更新時の講習ビデオではなく、ドラマとしてそれなりに形になっているものです。
 
この中で懲役刑を受けた夫の代わりに、妻が被害者家族の元へ謝罪に訪れ、被害者家族が「息子を返して」となじるシーンがありました。
ドラマでも現実でも良くあるシーンですが、僕はこの手のシチュエーションに違和感みたいのもを感じてなりません。
 
僕に女房子供がいないからなのか、単に変人だからなのか。
事故死した子供が生き返らないのは分かり切っているのに、怨嗟をまき散らすだけでは何の問題解決にはならないと分かっているのに、なぜ泣きわめくばかりなのか...
 
映画では、その後交通事故を起こした夫の妻が、経済的にも精神的にも追いつめられ、ついに踏切で線路に飛び込んでしまいます。
まさに不幸が不幸を招く「死の連鎖」。
 
僕は、少なくとも自らこんな「不幸の連鎖」を招きたくありません。
だから一昨年11月の交通事故で入院したときも、見舞いに訪れひたすら頭を下げる相手の女性に「今後二度とこのような事故を起こさないように」と釘を刺すにとどめました。
 
でも何よりも、不幸の連鎖の典型的な発端である「飲酒運転」をしないことが第一!
 
・参考:先日書いた飲酒運転絡みの記事「一生パー」(http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20061003#1159873429