- 探査機あかつき、金星最接近 周回軌道入りへ逆噴射
(47NEWS:http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120701000015.html)
宇宙機構によると、あかつきは、同日午前9時前、金星に約550キロまで最接近し12分間のエンジン逆噴射を開始。
その後、金星の陰に入っていったん通信が途絶。午前9時12分の復旧予定時刻になっても電波が受信できないため運用続行が危ぶまれたが、午前10時半ごろ、通信は回復した。
2010/12/07 11:38 【共同通信】
(ITmedia News:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/07/news060.html)
2010年12月07日 15時47分 更新
午前9時1分、噴射停止時刻となった。9時20分ごろには「あかつき」が地球から見える位置に戻って来る予定で、通信が回復するはずだった。ところが、なかなかその一報が入らず、筆者はおかしいと思い始めた(2003年のコロンビア号事故を思い出していた)。
(中略)
そのまま悶々とした状態で待ち続けること1時間。午前10時28分に電波受信との報告がもたらされ、「おお」という歓声が上がった。「あかつき」と初音ミクは生きていた。
ただし、午後3時現在、状況は決して楽観的ではない。低利得アンテナ(衛星がどちらを向いていてもよい代わりに低速でしか通信できない)での通信が取れているだけで、「あかつき」に何が起きどのような軌道にあるのかは、まだ分かっていない。場合によっては、金星周回軌道に乗っていない可能性も残されている。
しかしJAXAの運用チームが、「はやぶさ」の時と同じく諦めず粘り強い対策を打っていくのは間違いない。
(森岡澄夫「超電磁P」)
- 通信トラブル後も安全姿勢保つ 金星探査機あかつき
(47NEWS:http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120701000912.html)
機体を回転させて、太陽電池パネルを太陽に向けた姿勢を保つ「セーフホールドモード」に自動で移ったとみられる。機体が安定して電力も確保されるという。阪本成一宇宙機構教授は「電波の変動が分かったことは大きな進展。(通信復旧へ)望みはある」としている。
2010/12/07 21:09 【共同通信】
・打ち上げ成功から金星への軌道に乗るまでが予定通り順調だったから、「もしかしたら何か起こるかも...」の予感が的中してしまいました。
・とりあえず現時点で金星探査機「あかつき」は死んでない。ならば、火星探査機「のぞみ」や小惑星探査機「はやぶさ」で数え切れないほどの修羅場をくぐってきたJAXAスタッフが、必ず何とかしてくれるはず。僕らは信じて待ちましょう。