初音ミクはNHK紅白歌合戦に出るべきか？（9/11追記） - （元）うつ病患者の独り言 for はてなブログ

これほどの実績を上げながら、未だに上記の読売新聞のような「知らない人向け紹介」記事がまかり通る状況は、僕個人的には歯がゆくて仕方ありません。
「国内より海外の方が知名度が高い」今の状況を打開するため、国内で最大級の知名度のあるNHK紅白歌合戦に登場して、広く世間に知らしめる時期に来たのではないかと、僕は想います。

ただ多くのネットの声と同様、僕も懸念はぬぐい去れません。
無知な国民、偏見に満ちたマスコミ、嫉妬と謀略で動く芸能界、金づるとして消費しようとする広告業界．．．逆に汚名や偏見を着せられるのではないかと言う、熱心なボカロファンの声も説得力があります。

そこでNHKと、登場させたいと言った関係者に問います。

紅白歌合戦に初音ミクを登場させたいのなら、今年3月の「ミクの日大感謝祭」コンサートを、NHKホールに再現できるか？

紅白歌合戦は、色あせてきたとはいえ今もなお「歌手にとっての一世一代の晴れ舞台」です。
ミクさんも歌い手として登場させるなら、最高の舞台を用意するべきであり、現時点でミクさんの最高の舞台は「ミクの日大感謝祭」です。

これは、「紅白歌合戦」の存在意義を問うていることになると、僕は想います。

紅白歌合戦は、「音楽番組」か？「芸能番組」か？

初音ミクを始めとしたVOCALOIDは、ユーザー主体で音楽を中心に盛り上げてきたものです。
金と権力が牛耳る、芸能界や広告業界には関与してもらいたくないと、大多数のボカロ界隈の人たちは考えていて、僕も同意見です。

「NHKの威信にかけて、ミクさんに最高の舞台を用意します」と断言出来るなら、紅白歌合戦出場は僕は大賛成します。
「いや、他の歌手とか、事務所とか、進行とか．．．」と言い出すなら、ミクさんの紅白出場は大反対です。

ミクさんは、音楽番組には登場してもいいけど、芸能番組には登場して欲しくない。
「クローズアップ現代」「ニュース深読み」で実績があるNHKだから、期待していますが、同時に不安でもあります。

改めてNHKに問おう。

「音楽番組の1年の総決算として、紅白歌合戦に歌手として、初音ミクに登場してもらう覚悟はあるか？」

クリプトン・フューチャー・メディアの許可と、数多のボカロクリエーターの賛同が必要なのは、言うまでもありませんが。

・追記
NHKには、ミクさんに紅白出場を頼むなら、同時にNHKスペシャルも作るべきではないだろうか？
ネットに疎い人が、ディラッドボードに映し出されて歌い踊るミクさんを見て仰天したなら、その人達向けに「VOCALOIDとは、初音ミクとは何か？」「その初音ミクとファンが歩んできた5年間」を解説した、2時間枠のNHKスペシャルに誘導すればいい。
半分は「クローズアップ現代」「ニュース深読み」の焼き直しになるだろうが、まあいいだろう。
ついでに、NHKラジオ第1の「エレうた！」の宣伝もね。

・9/11追記：ネット上の反応

初音ミク紅白出場説にファン反発？

（web R25：http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20120911-00026166-r25）
現時点で、「初音ミク紅白出場か？」の情報ソースが、「女性自身」だけ．．．というのが、否定的な意見がより多く出てくる原因の1つになっているようです。
週刊誌の「女性自身」自体が、信憑性に欠けると叩いてる論調も見受けられます。
NHKからの公式発表があれば決着するでしょうけど、それは11月になるはずだから、それまではリーク情報が出る度に騒がれる状況が続きそうです。