(元)うつ病患者の独り言 for はてなブログ

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「アサーティブ」に対話すること

今朝の僕のツイートをきっかけに、僕のタイムラインが荒れ気味です。
僕の不用意な発言で、気分を害してしまった人がいるようです。


今通っているリワークで、習っているスキルに「アサーティブネス」があります。

アサーティブネスは、コミュニケーションの一つの形態であり、思想でもある。アサーティブネスとは、攻撃的であることや、受身的であることや、欺瞞的、作為的であることではない。コミュニケーションのこれら4類型は、自分と他人の「個人の境界」をどう扱うかという点で異なっている。

  • 受身的なコミュニケーション:受身的なコミュニケーションをする人は、自分の「個人の境界」を守らず、攻撃的な人々に傷つけられたり、不当な扱いを受けたりすることを許し、通常、他人に影響を及ぼすというリスクを冒そうとしない。
  • 攻撃的なコミュニケーション:攻撃的なコミュニケーションをする人は、他人の「個人の境界」を尊重せず、他の人に影響を及ぼそうとして、他の人をしばしば傷つける。
  • 欺瞞的、作為的なコミュニケーション:欺瞞的、作為的なコミュニケーションをする人は、本心は表に出さず、トゲのある言い方や回りくどいやり方で人を責める。正面から人と向き合えないため、人を操ることで自分の望む状況にもっていこうとする。
  • アサーティブなコミュニケーション:アサーティブなコミュニケーションをする人は、自分の心の中を開示することを恐れず、他人に影響を及ぼそうとしない。他人の「個人の境界」を尊重し、攻撃的な侵入から自分を守ろうとする。

アサーティブなコミュニケーションとは、自分と相手の人権 (アサーティブ権) を尊重した上で、自分の意見や気持ちをその場に適切な言い方で表現することである。

つまり、攻撃的コミュニケーションをしがちな人を怒らせてしまったのです。
リワークから帰ってきてから、刺々しい文面が並ぶタイムラインを見て、習ったアサーティブなコミュニケーションで、その人に誤解を解いて冷静な話し合いを出来るよう試みましたが、残念ながら上手くいかなかったようです。
僕は、その人を否定するつもりも攻撃するつもりも、全くなかったのですが...教習用テキストに書いてあるとおりには、なかなか上手くいかないものです。


僕自身が元々、受身的なコミュニケーションをしがちで、「相手を怒らせるなら黙ってた方がいい」的な考えで過ごしてきました。
しかし、言いたいことを言えないストレスが積み重なった結果が、今のうつ病悪化と休職の原因の1つになってしまいました。

今日の僕のタイムラインに限らず、ネットには攻撃的コミュニケーションから来る暴言があふれています。炎上してる記事が代表的ですが、2ちゃんねるとか、ニコニコ動画とか、目にしないで過ごすならネットを使わないようにするしかないくらいに...いや、今の世の中、リアルでも目につくか。

それらを目にするたびにいちいち傷つくのも、怒りをぶちまけるのも辛いから、頑張ってアサーティブなコミュニケーションを身につけるようにします。


余談。

・受身的(非主張的)なコミュニケーション=Non-Assertive(私はOKではない、あなたはOK)
・攻撃的なコミュニケーション=Aggressive(私はOK、あなたはOKではない)
・アサーティブなコミュニケーション=Assertive(私はOK、あなたもOK)

アサーティブネスは、元々はアメリカの公民権運動から始まったそうですが、原語の英語から日本語に訳したとき、アサーティブという単語に当てはまる日本語の単語が無く、そのままカタカナ読みで導入されたようです。
(Assertive=主張的、ではありませんし、そう訳しません)

「相手の主張も聞きながら、攻撃的にならずに、自分の意見を主張して、相互の意思疎通を行う」というアサーティブの概念が、日本に無かったことが伺えます。
議論を好まず、「以心伝心」で...というのでしょうが、目的を同じくして常に一緒に行動するような仲でなければ、「以心伝心」なんて無理。ネットが普及して、直接顔を合わせることを避ける、平成の今の世ならなおさら...