- 上記事故で入院後退院するまでの経過を報告します。
・病名：腰椎棘突起骨折
（腰の部分の背骨には、両側に筋肉に繋がっている角のようなものが両側につき出していますが、そのつき出した部分が左半身で2カ所折れていた）
・その他は、左膝に軽い擦り傷がある以外に負傷無し。頭部、頸部は事故時に衝撃を受けず全くの無傷だった。
・経過：
11月1日：病院に搬送、レントゲンとCTスキャンで検査、問診。その後病室へ。両親、相手方とその母親、会社の同僚が駆けつけ、医者から状況の説明を受ける。
11月2日：朝まで痛みで眠れず過ごす。看護師に姿勢を直してもらい、少し楽になる。医師から直接説明を受け、手術は不要で安静治療を言い渡される。
11月3日：両親に頼んでモバイルパソコンを病室に持ち込む。
11月4日：痛みが弱まり、自力で寝返りが打てるようになる。寝たまま手足を動かして自己流リハビリ開始。
11月5日：腰のコルセットを作成するため、装具屋が採寸。
11月6日：初めてベッドを起こしてもらう。ただし15度まで。
11月7日：装具屋がコルセットのひな形で再度採寸
11月8日：痛みはほとんど無くなる。ベッドを60度まで起こしてもらい、初めて起きて食事をとる。車いすに乗る。
11月9日：自力で車いすに乗って自由に移動できるまで回復。事故後初めてシャワーを浴びる。
11月12日：コルセットが完成。装着して自力歩行及び階段昇降が可能になる。自宅療養を願い出て受理。退院。
医師の説明では「2週間から1ヶ月の入院が必要」と説明を受けましたが、僕はその時点で「絶対2週間で退院してやる」と想いました。
そして3日で痛みが和らいだのを感じて「ほぼ確実に2週間で退院できる」と確信しました。
結局12日で退院することが出来ました。
「1ヶ月かかっても退院できるだろうか？」なんて想っていたら、こんなに早く退院できたでしょうか？
まさに「病は気から」です。
（本当はぱるふぃさんがバイク事故後8日で退院したのをライバル視していた（爆））
入院当日の夜、痛みで眠れぬ夜を過ごす間、なぜかゴスペルの名曲「アメイジング・グレイス」が頭に浮かびました。
僕は以前聴いた「アメイジング・グレイス」の歌声を、頭の中で繰り返し思い浮かべて痛みをこらえて朝を迎えました。
両親が持ってきてくれたパソコンで真っ先にしたのは、パソコンにMP3で保存していた「アメイジング・グレイス」を聴くこと。
それを聴いたら、自分が今生きてこれを聴けるのがまさに奇跡か神のご加護のような気がして、パソコンの液晶画面で顔を隠しながら人知れず涙を流しました。
わずか12日間とはいえ、退屈な入院生活の支えになったのがパソコン。
インターネットには繋げられませんでしたが、パソコン内に保存したMP3ファイルで好きなヒーリングミュージックやクラシックを聴き、撮りためたデジカメの写真を眺めて暇をつぶして自分を癒しました。
そうでなければ、「2週間で退院する」モチベーションを保ち続けられたか分かりません。
入院中見舞いに来てくれた母の話。
僕が入院中に、自宅にオレオレ詐欺の電話がかかってきました。
「お宅の息子さんが交通事故を起こして、『相手が入院』したので慰謝料を．．．」
笑い話ですが、笑い事ではありません！
・今後は当面11月23日（祭日＆誕生日）まで自宅静養の予定です。
