今日の仕事は生産現場への作業応援。
僕の担当作業は、部品にウレタンパーツを貼り付ける簡単なもの。パソコンとにらめっこしている事務所の人間では手伝えるのはそんなもの。
でも「ものを直接作る場所」で働くのは、働いている実感が得られて良いものです。
そこで出くわした不具合改善事例。
・ある部品のほとんど全てに傷が付いている。
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・製品の性能、外観に不具合は出ないが、「傷が付くこと」自体重大な問題である。
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・傷が付いた部品をよく見てみる。
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・傷の場所は全て同じ場所。
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・傷のある部品の流れをさかのぼる。
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・子会社から納入されている箱の中の部品に既に傷がある。
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・箱の中の部品をよく見る。
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・重ねて箱に入れられた部品が、隣の部品のねじに当たって傷が付いていることが判明。
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・部品の入れ方を工夫すれば、傷を付けずにすむことも判明。
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・すぐに子会社に連絡して、傷の付きにくい部品の入れ方を指導。
こんな小さな「カイゼン」の積み重ねが、日本の高品質な工業製品の原動力になっていることを目の当たりにした1日でした。