次に向かった先は、静岡市南部にある「旧マッケンジー邸」。
みかげさんの案内で、そこの見学に行くことにしたのです。(見学だけなら無料です)
スピナッチを出たら、雲が切れて急速に天気が回復してきました。
- 参考1(静岡市の紹介ページ):http://www.city.shizuoka.jp/deps/kenko/bunkazai/hogo/mackenzie/index.html
- 参考2(写真多数):http://www.age.jp/~docile/vo_mac.htm
今から半世紀前、静岡のお茶の貿易振興に尽力した貿易商ダンカン・J・マッケンジー夫妻が、有名な建築家W.M.ヴォーリズ氏の設計で建設した、スパニッシュ様式の洋館です。
今は重要文化財となり、静岡市が譲り受けて地域の文化施設として解放されています。
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到着したとき、邸内の客間とホールでで三味線の演奏会が行われており、食堂の方に入って、そこで迎えてくれた職員からこの邸宅の説明を受けました。
恥ずかしながら僕は、ここのことは今まで全然知らなかったです。
邸内を案内してもらって驚いたのは、その風格のある趣と65年前の設計とは想えない設備の合理性が両立していたこと。
邸内に段差はほとんど無く、ゆるやかな階段には手すりと踊り場があり、キッチンには十分な収納が作りつけられていました。
しかもキッチンのシンクの足下は10cmほど奥に引っ込んでいて水仕事をやりやすくしてあり、シンクの上の壁にはへこみが作られ、たわしや洗剤を置くスペースまで用意されていました。
まさに「バリアフリー」が、この邸宅完成時に実現されていたのです。
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そして使用人室(Maid Room)が作られていたのにまたびっくり。
さらに食堂、階段の踊り場、キッチン、望楼...メイドさんの撮影会にはこれ以上ないほどのシチュエーションに感動してしまいました。
(サンプル写真・・・スピナッチのPC用ホームページ(作成中:http://www.spinach2005.com/pc/top.html)のトップページと採用情報ページを参照)
今日は時間が足りなくて、30分あまりの下見見学になってしまいましたが、「是非またここに来たい」「是非ここを借り切って撮影会をやりたい」と3人で話しながら、次の目的地に向かいました。