・どうしても書いておきたくて、昨日(http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20061019#1161262157)の続きを...
- いじめの変遷
これはあくまでも僕の個人的な主観ですが...
- 約30年以上前のいじめ「ジャイアン」型
・腕っ節の強い「ガキ大将」が、
・比較的大っぴらに、
・一人若しくは少数の子分と共に、
・自分の力を誇示するために、
・比較的多数の子をいじめる。
・親や近所の大人がすぐに気づいて、いじめっ子を叱り飛ばす。
・いじめられた子は、周囲の大人や友達がフォローする。
・結果、後まで影響が残ることは少ない。
- 約20年くらい前のいじめ「幽遊白書」型
・あからさまに外見で分かる「不良少年少女」が、
・大人の目に届かないところでこそこそと、
・数人で徒党を組んで、
・主に金銭目的のために、
・ターゲットにしやすい少数の子をいじめる。
・金銭トラブルや傷害事件で発覚。
・不良少年少女が補導、検挙されることで一応解決。
・いじめられた子へのフォローは、ほとんど無し。(これが「最近のいじめ」の伏線になっている可能性あり)
- 最近のいじめ「破滅大事件」型
・外見は普通で不良歴もない、一見「よい子」が、
・大人の目の届かない場合が多いが、時には公然と、
・数人が中心になるものの周囲も流されて、結果的にクラスの大多数が、
・ストレス発散やその場での快楽のために、
・ほぼ特定の1人を集中的にいじめる。
・いじめられた子が自殺若しくは自殺未遂で初めて発覚。
・周囲の大人がきちんと対応出来ず、場合によっては隠蔽工作に走る。
・結果学校だけでなく、その周囲まで収拾のつかない大混乱を引き起こす。
- 第三者介入の必要性
これは僕の経験から。
・いじめられる子は、周囲へ非常に気を遣うタイプが多いので、心配をかけまいとしていじめの事実を周囲に相談出来ないことが多い。
・周囲の子は、いじめの相談を受けたりいじめられる子をかばうと、自分がいじめの対象にされてしまうことを恐れて、やむなく見て見ぬふりをしたり、敢えていじめに荷担したりすることが多い。
・学校の教師は、いじめが目の届かないところで行われるため、事態を正確に把握出来ないことが多く、最近の一部の教師は保身のために見て見ぬふりをする者までいる。
・親兄弟は「まさか自分の子が」と取り合わなかったり、逆に過剰反応して騒ぎを大きくするため、かえっていじめられる子の心を傷つけたりする。
(僕自身、学生時代いじめを受けたとき、発覚後に周囲の対応がどこか腫れ物に触るような感じになったことが、いじめられていたときと同じくらい辛く感じました)
上記のことから、いじめが発覚したら「第三者」の立場のカウンセラーが中に入って、客観的な視点で「いじめられた子」「いじめた子」「教師(学校)」「親兄弟(保護者)」それぞれに適切な行動をアドバイスする必要があると想います。
(とっくにやっていることとは想いますが)
- 早期発見
遺書書いて自殺するまで追い込んでしまったら手遅れです。
病気と同じように早期発見と適切な処置が大事なはず。
上記のような理由で、いじめられる子や、近しい人による発見は難しいので、第三者に近い人の役割が重要になると想います。
・保健室の保険医
・音楽室の音楽教師
・図書室の書司
・校庭整備の用務員
・登下校時の交通巡視員
思い付く限り挙げてみましたが、教育環境でも人員削減が行われる中、今もこの人達はいるのでしょうか...