- JAXA相模原キャンパス特別公開「宇宙のナゾを見つけに行こう!」
(宇宙航空研究開発機構:http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/event/2010/0730_open/index.shtml)
- はやぶさカプセルを公開 相模原、回収後初めて
(47NEWS:http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010073001000189.html)
昨日の予告通り、行ってきました。相模原市まで。
一度も行ったことが無くて、「小田原の東隣あたりだろう」と想ってたら、もっと遠くて「横浜の北隣あたり」でした。東京都心に行くのと距離も時間もあまり変わらなかった...
・もらいもの。パンフレットと一緒に、エコバッグまでもらえました。
午前中の、川口 淳一郎氏(探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー)のセミナーに興味があったのですが、体調優先で断念。
10:30頃自宅出発して、13:00までには着くだろうと予想してたのですが、東名高速横浜青葉ICを降りてから、相模原市の会場までの道が大渋滞...途中の昼食も含めて、到着したのが14:00頃になってしまいました。
探査機「はやぶさ」カプセルの実物公開会場の、相模原市立博物館。
60億キロの長旅に耐えた実物を一目見たいと、午前9時半の開館時点で約2100人が長い列をつくり、初日に訪れた人は約1万3千人に達した。入場までの待ち時間は、最長で3時間だった。
(47NEWSより)
会場到着してすぐに列に並びましたが、館内に入ってはやぶさのカプセルを拝むまでに、1時間半弱かかりました。
現物は撮影禁止、ガードマンがしっかり見張ってます。
展示室は、展示しているショーケースから2メートル以上も離れたところに順路を設定していて、立ち止まって見ることすら出来ませんでした。じっくり見るどころではなくて残念...
仕方ないので、展示室の外にあった展示室内の写真を、写真に撮ってきました。
同博物館での展示は31日までの2日間で、開館は午前9時半〜午後5時。入場無料。茨城県つくば市の宇宙機構筑波宇宙センターで8月2〜6日、東京都千代田区の丸の内オアゾ1階でも8月15〜19日に公開される。
(47NEWSより)
別の一般公開を狙った方が、じっくり見られるかも?
- 「こんなにきれい。これが現実」 はやぶさカプセル、帰還後初公開
(ITmedia News:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/30/news033.html)
・7/31追加
カプセルはきれいな状態で焼け焦げた跡なども確認できない。はやぶさのプロジェクトマネージャーを務めたJAXA川口淳一郎教授は「こんなにきれい。これが現実だ。日本の科学技術が作ったんだと知ってほしい」と、本物を展示する重要性を訴えかけた。
内部には、JAXAの住所や電話番号を英語で書いたシールも。シールドが見つからず、誰かに拾われた場合を想定して残したものだ。「拾った人が鉢植えにしたら困るので」(JAXA山田哲也准教授)。だが記載した電話番号はすでに変わっており、使われていないという“オチ”を、川口教授が明かしていた。
制御用電子基板とかは、7年も宇宙を旅してきて大気圏再突入で1万度以上の高温に晒されたとは到底想えない、作りたての新品のようでした。実物を見てもにわかに信じがたい「事実」でした。
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15:30前、相模原市立博物館の向かいのJAXA相模原キャンパスへ。開場時間は16:30までなので、1時間しか見学時間がありません。
ともかく目の前の「第1会場」(研究・管理棟)へ。
入り口の外からも目に付いた、探査機「はやぶさ」の実物大模型。多くの人は、2階から見下ろすように全体写真を撮るので、敢えてその逆方向から全体撮影。広角いっぱいでぎりぎり全体が入りました。
相模原市立博物館で実物が展示されてるサンプルのカプセルと、サンプル採取用の「サンプラーホーン」が見えます。イオンエンジン噴射口は反対側。
探査機「はやぶさ」の実物大模型周囲は大混雑。右側の水色のシャツに青い帽子のお兄さんが、JAXAスタッフの説明係です。
色々開発や運用についての、楽しい説明を聞けました。
興味を引く展示品や説明パネルがたくさんあったのですが、全く時間が足りなくて、探査機「はやぶさ」以外では、ソーラーセール実験機「イカロス」と、月探査機「かぐや」の展示物を一寸見るのが精一杯でした。
一部の説明パネルは写真に撮ってきたので、後で見直してみます。
JAXA相模原キャンパス内には、6つ展示会場になった建物があるのですが、僕が見られたのは「第1会場」(研究・管理棟)の1階部分だけ。16:30になり時間切れ。
帰り間際、屋外展示されていた「M-Vロケット」の実物を一目見に行ったところ、人垣が出来ていました。
説明パネルの前で、50代くらいの男性スタッフが、「M-Vロケット」の説明をしていました。話の内容に惹かれて、そのまま人垣の中に加わります。
話の内容から、探査機「はやぶさ」を打ち上げた「M-Vロケット」開発に直接関わった人のようです。実は「えらい人」?!
M-Vロケットの姿勢制御の仕組みや、ここにロケットの実機が展示されることになった経緯や、「とにかく予算がない」貧乏苦労話とか、面白い話を沢山聞けました。
で、話の一区切りが着いたところで時間を確認したら17:00前。公開終了時間を30分近くもオーバー...それでいて大して気にするでもなし、他のスタッフが止めに来るでもなし...ここの「中の人」たち、なんとも大らかというかアバウトというか。(笑)
さっきの探査機「はやぶさ」の前のお兄さんも、「M-Vロケット」話のおじさんも、「最先端の宇宙開発にかかわる研究者」から連想される高尚さや堅苦しさは感じられず、何とも気さくな雰囲気を感じました。
Webに数多掲載されているJAXAスタッフの話も、確かにどこか「気さくさ」や「ノリの良さ」を感じられます。
無知な政治家に予算を削られて、失敗するとマスコミや国民に叩かれる、苦労の絶えない学者や技術者達ですが、「自分たちのやってることに、自信と誇りを持っている」「死ぬほど苦労しているけど、その苦労すらもどこか楽しんでる」そんな感じを僕は受けました。
つまらない会社の仕事場で、うつ病持ちで働く身としては、どこか羨ましくもあります...