(元)うつ病患者の独り言 for はてなブログ

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  • 「なぜもっと早く降伏できなかったのか」を議論しよう 原爆記念日に考えた日本的二分法の危うさ

日経ビジネスオンラインhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100811/215770/
・米ハーバード大学マイケル・サンデル教授の「正義(JUSTICE What's the right thing to do?)」の「暴走する路面電車」の例の引用から始まって、筆者はこう投げかけます。

 私が不思議に思うのは、毎年8月になると被爆問題が議論される中で、「なぜ当時の日本政府はもっと早く敗戦、降伏の決断をしなかったのだ。そうすれば、沖縄の惨劇も広島、長崎の被爆も避けられたではないか」という方向に日本での議論が向かわないことだ。


 原爆は是か非か、戦争は是か非か、軍事力は是か非か──。白か黒かの二分法の論理だけに議論が支配されている。興味深いことに、旧日本軍では戦争の展開までも、勝利か玉砕かの二分法に支配され、「投降」という選択肢が最初から否定されていた。

・あっ!言われてみれば、僕も含めて大多数の日本人に「その発想はなかった」。
・そして「硫黄島からの手紙(Letters From Iwojima)」「父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)」の2つの映画と、2006年8月にNHKが制作、放映した硫黄島の戦闘に関するドキュメンタリー番組、さらに映画「大脱走(The Great Escape)」(1963年)に話が続きます。
・そしてNHK大河ドラマ龍馬伝」へ。

 勝が欧米列強の軍事、経済、科学技術の面での優位を説き、今の日本に攘夷を行う力はないと説く。これに対して武市はこう主張する。

「異国がどんなに大きかろうと、どんなに強かろうと、そんなことは関係ない。神州日本の地が異人によって汚されている。だから死を賭して討ち払うだけだ!」

・...これって、僕の今の生活の思考に似てるんじゃないか?「生きるためには、うつ病にさいなまれても今の会社で働き続けなければならない。さもなくばホームレスになるしかない」
・そして思い出したのが、先日のメイド喫茶で相席した同い年の男性。サッカー選手やって、バーテンダーやって、ガンダムオタクやって、トラック運転手やって、小銭を稼いだらイタリア製自転車で日本一周...人生の選択肢はいくらでもあることを体現している人だった。
・さらに思考は流れて、探査機「はやぶさ」へ...「小惑星イトカワまで行って、最後には地球へ帰ってくる」目的のために、事前に予測できるあらゆる事態を想定した装備を、小さな機体に詰め込んで、次々に発生するトラブルや困難を、事前に想定した装備を駆使し、無いなら知恵を絞ってあり合わせのもので解決する...そうやって今年の6月13日に、3年遅れでも地球まで帰ってきて、多くの人に感動を呼び起こしました。
・閉塞感漂う日本と(僕を含めた)日本人に必要なのは、探査機「はやぶさ」と運用スタッフのような「ロバスト」精神ではないでしょうか?

Wikipedia記事の「生物学」項目に近い考えで、用語を使ってます。