(Wikipedia:wikipedia:セカンド・オピニオン)
(Wikipedia:wikipedia:インフォームド・コンセント)
今日、「切り札」を切りました。
悪化して自力対処できなくなり休業にまで追い込まれたうつ病に対処するため、実物大ガンダムが見える病院へセカンドオピニオンとして行ってきました。
なお、(僕自身正確に内容を把握せず行ってしまいましたが)セカンドオピニオンは、「主治医以外の医師に、『参考意見』を求める」ことであり、その結果に基づき判断するのは「自分自身」です。(主治医もセカンドオピニオンの結果は参考にしますが、セカンドオピニオンの意見で治療方針が左右されません)
また、セカンドオピニオンを受けるためには、主治医の同意及び紹介状が必要で、保険は利用できないので実費を支払う必要があります。(今日の僕の実費は3000円でした)
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結果を先に言うと、
「切り札は、効果はあったが『切り札』たり得なかった」。
それなりに準備はしてました。今までにかかりつけ医やカウンセラーとやりとりした内容をまとめて印刷し、聞きたい要件をメモ1枚に書き込んで持参しました。
幾つかの質問と回答の中から、他のうつ病患者にも参考になりそうな件を公開します。
(参考:Autism-Spectrum Quotient:http://www.the-fortuneteller.com/asperger/aq-j.html)
そして、
僕としては、もっと質問に対する明確(数値化的)な回答と、具体的な対処方法のアドバイスが欲しかったのです。
しかし病気の原因や症状がはっきりしている、癌とか糖尿病とか高血圧とかとは違い、うつ病等精神疾患は「医学検査結果のこの数値が××なので○○病です」という診断方法は今のところありません。
(YOMIURI ONLINE:http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100408-OYO8T00778.htm)
こんな情報もありますが、まだ実用化されて全国で広く活用される域に達していません。今回のセカンドオピニオンでも、この記事の情報は全く出ませんでした。
- こころの検査入院
(東京大学医学部附属病院:http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/kokoro/index.html)
本当のところ、こういう検査と診断を今回期待してたのですが...
それでも今日受診した医師によるセカンドオピニオンでは、かかりつけ医に聞けないでいた複数の疑問点を質問でき、十分とは言えないまでもそれに対する回答を得ることが出来ました。その点で、今日の3000円の出費は無駄ではなかったと想います。
現在も診断が医師の主観に頼ること、抗うつ剤等の薬物療法以外の治療法(認知療法等)の選択肢が(日本においては)ほとんど無いこと、etc.により、うつ病等精神疾患では「インフォームドコンセント」で患者側が納得する結論を得ることは難しいと、今回の「セカンドオピニオン」受診で体験することになりました。
で、僕にとっての問題は、これからどうするか。
切り札を使って得た答えは、「手札を多く持て」...さて、どうしたものか?幸い、今回は考える時間が十分あるけど。
・10/9追記:コメントを頂いたので、一寸調べました。「手札」のとっかかり備忘録。
- MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬)
(Wikipedia:wikipedia:モノアミン酸化酵素阻害薬)
(非定型うつ病研究日誌:http://blogs.dion.ne.jp/researchdiary/archives/8726578.html)【2009年09月05日】
(非定型うつ病研究日誌:http://blogs.dion.ne.jp/researchdiary/archives/8735706.html)【2009年09月08日】
- 電気けいれん療法(電気ショック療法)
(Wikipedia:wikipedia:電気けいれん療法)
- 電気ショック療法 electroshock therapy
(私家版・精神医学用語辞典:http://psychodoc.eek.jp/abare/ect.html)