※3/24追記：今回の大震災で、治安関係でこの記事に検索で来てくれる方が多数いるようです。
逆リンクをたどってみたところ、「この情報をBlogで拡散してください」等と書かれた、出自不明のBlog記事が多数見つかりました。
有用な情報もあるようですが、混乱を助長しかねないデマのような情報もあるようです。
情報の出自が不明で「この情報をBlogで拡散してください」等と書かれたBlog記事は、内容を慎重に確認してください。また安易に拡散しないでください。
・一寸気になって、考えながら検索しました。
- 日本人に感動する――大災害起きても略奪はなし 隣国中国は日本の危機をどう伝えたか
（日経ビジネスオンライン：http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110313/218966/）
- フランス人が絶賛する 日本人のココがすごい！
（COBS ONLINE：http://career.cobs.jp/level1/yoko/2011/03/post_949.html）
（JBpress(日本ビジネスプレス)：http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5641）
・日本の被災地で、治安が保たれてることに、世界から驚きの声が上がっています。
- 物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害
（asahi.com：http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103170165.html）
（47NEWS：http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032201000698.html）
- ガソリン盗難、県内でも警戒
（47NEWS〜山形新聞：http://yamagata-np.jp/news/201103/21/kj_2011032100677.php）
・残念ながら日本でも「火事場泥棒」はいるのですが、泥棒の件数を把握出来て、一部の犯人は速やかに逮捕出来る程度。
・どうして日本人は、災害に遭っても冷静で秩序だった行動が出来るのか．．．考えて、ふとひらめきました。
そうしなければ、この狭く自然災害の多い日本で、生き残ることが出来なかったから。
・学校での、社会科の歴史の授業を想い出してみます．．．日本以外の国では自然災害より、民族や宗教の違いや、国土や水を巡る、「人同士の争い」が多かった．．．限られた資源を奪い合ったり、持てる者が持たざる者を虐げ、それに反旗を翻した持たざる者が持てる者から奪い取る．．．そういう歴史の事実が多かったと記憶しています。
・日本でもそういう「人同士の争い」もありましたが、それよりも「自然災害」の方が、日本人にとってより大きな脅威だった．．．地震、津波、噴火、台風、洪水、etc.
- 地震の年表
・このWikipediaページ記事の半分は日本の地震。地震だけでこの頻度です。
・今回の大震災の大津波が典型的ですが、大きな自然災害では持てる者も持たざる者も等しく被害を受け、「被災者全員が持たざる者」になってしまいます。そんな時に生き残るためにはどうすべきか？
・自然にたどり着いた結論が「共助」。被災者全員が助け合い、わずかな物資を分かち合い、みんなで生き残る道を模索する．．．そう僕は想います。大海に囲まれた小さな島国で、逃げる当てもなく生き延びるために、ほとんど遺伝子レベルで日本人に「災害時の共助」が刻み込まれてるのではないかと。
・「持たざる者が持てる者から奪い取る」ことで生き延びてきた外国人には、理解困難で100年経っても真似出来ないでしょう．．．この「共助」の精神は、日本人はもっと誇りに思って良いと、僕は想います。
- 【東日本大地震】世界が驚く日本人のモラル ／ Earthquakes in Japan
（ニコニコ動画：http://www.nicovideo.jp/watch/sm13914152）
・「共助」を象徴するタグ。「奪い合うと足りないが分け合うと余る」
・この名言の元は、相田みつをさんのようです。
- 奪い合うと足りない、分け合うと余る
（OKWave：http://okwave.jp/qa/q6597403.html）
・7/2追記：3ヶ月を過ぎてからの考察。
- なぜ暴動が起こらないのか
（ITmedia エグゼクティブ：http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1107/02/news008.html）
なぜ暴動も略奪もなく、多くの被災者が穏やかに、時に感謝の言葉さえ述べるのかについては納得できる説明がなかった。「日本人だから、としかいいようがない」というのもあった。
このレベルの災害があれば、日本以外のほとんどの国で略奪が起き、流血の暴動が起こるのは必至だというのだ。そして被災者は泣き叫び、援助のないことを訴え続ける。
だが、日本人はそうではない。これにはふたつの大きな理由があると思う。
・「ふたつの大きな理由」は、上記リンク先へ。
