(NHK:http://www9.nhk.or.jp/kouhaku/)
(Wikipedia:wikipedia:NHK紅白歌合戦)
(Yahoo!ニュース〜トピックス:http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/kohaku/)
初詣に出かける前に、昨日の感想を書いておきます。
毎年書いてるから、既に「紅白」「感想」で検索が来てるので...
・昨年(2010/12/31)の紅白歌合戦感想(2011/01/01 - Saturday:http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20110101#1293893453)
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まず出場者の顔ぶれから。
「歌合戦」と言いながら、出場歌手の選考基準で「歌の比重」は極めて軽いと言わざるを得ません。
もし「その年流行した歌、およびそれを歌った歌手」が最重要基準なら、初音ミクが文句なしに出場を決めていたはず。
まずNHKの意向(NHKのドラマに出演、もしくは主題歌を歌った)、次いで大手芸能事務所やレコード会社の意向(ジャニーズ系、AKB48、K-POP、演歌歌手、etc.)、最後にその年の大きな話題関連(2011年なら東日本大震災が主)。
NHKが老若男女受けを狙っていても、ネット閲覧の比重が高くテレビを見ない人たちには、ほとんどリーチ出来ていません。
2ちゃんねるやニコニコ動画のコメント等で、ボロクソにけなされても仕方ないでしょう...
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番組の内容ですが、ここも東日本大震災の影響は甚大でした。そもそも番組テーマ自体が、被災者を励ますため「あしたを歌おう」でしたから...
出場歌手と歌の一覧表を見ながら、他の関連ニュース記事や視聴感想記事は一切見ないで、以下感想を列記してみます。
・まず司会者。ここ数年、紅組は女性一人、白組は男性のグループばかり。色々な意味で男女平等じゃ無い、まずここから是正しろ、NHK!
・テレビ雑誌等での芸能関係に疎いから知らなかったのですが、多くの歌手や芸能人が、それぞれの方法で東日本大震災の被災地を訪れて、それぞれの方法で支援を行っていたんですね...それを前面に押し出した演出が、非常に多かったです。
・2011年は、傑出した新人歌手とヒット曲が不作だったようです。今年デビューしたり、CD売り上げを伸ばした歌手が不在で、新鮮味に欠ける雰囲気でした。(例外はAKB48と猪苗代湖ズ)
・不作だったのはお笑い系の芸能界も同様だったようで、例年進行を引っかき回す、その年受けたお笑い芸人が出ませんでした。騒がしくないのが良くも有り悪くも有り。
・個人的に一番圧巻だったのは、前半の藤あや子と細川たかしの出番の所。人と金を惜しみなく投入して、トップダウンでプロデュース出来るのが、マスメディア特にNHKの強み。ステージ上に東北地方の祭りを総出演させて盛り上げたのは、さすがと言わざるを得ません。
・後半の後半はだれましたね。レディー・ガガのビデオ出演はさすがガガ様と唸らせるものでしたが、それ以降は内容と進行が単調になってしまったと感じました。
・毎年恒例の小林幸子ですが、今年は獅子舞の上に...それ衣装じゃ無い、舞台装置だ。派手な電飾を使わなかったのは、やはり節電を意識したのでしょうか?
・美空ひばりの名曲「愛燦燦」。天童よしみがカバーしましたが、未だ美空ひばりの歌唱に及ばす。あの人はやはり偉大な歌手だった...
・今回は紅組が優勝。審査集計時の会場では白組優勢に見えましたが、総数が絶対的に多いお茶の間審査員が、紅組優勢と見たようです。
・視聴率の集計結果は数日後ですが、「腐っても鯛」だと僕は想います。今年は格闘技中継が無かったことも有り、有象無象の「芸No人」が戯言を並べてた裏番組よりは、よっぽどマシだと...
僕の感想は以上です。
・1/2追記:視聴率の集計が出ました。
- 紅白歌合戦:後半41.6%で11年視聴率1位達成 「ミタ」超え
(MANTANWEB:http://mantan-web.jp/2012/01/02/20120102dog00m200007000c.html)
(ビデオリサーチ:http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/01kouhaku.htm)
ビデオリサーチは2日、昨年12月31日のテレビ番組の平均世帯視聴率を発表した。「第62回NHK紅白歌合戦」は関東地区で前半35.2%、後半(午後9時から)41.6%、関西地区では前半34.1%、後半41・9%を記録。