(元)うつ病患者の独り言 for はてなブログ

★ここ(はてなブログ)は、自身のポータル(自己紹介、リンク集)および、はてなダイアリー過去掲載分保管用に運用しています。通常のつぶやきはX(Twitter)及びタイッツーをどうぞ。 ※ブログコメントは無効にしています。反応はX(Twitter)またははてなブックマークでお願いします。

あなたも「神」になれる。

「日本のWebを媒体にして」「『ネ申』と神様のように賞賛される」...の注釈付きですが。


〜〜〜〜〜〜〜〜

昨日Blog更新出来なかった言い訳から始める話になります。
金曜日...「花金」なんていうのは既に死語。1週間の仕事の疲労蓄積で、かろうじてまっすぐ帰宅。夕食後PCの電源を入れたもののそのまま寝落ち...


目が覚めたのは午前1時。
半分寝ぼけた頭で、メールチェックもWeb巡回もする余力は無く、PCシャットダウン...の前にルーチンワークのデータバックアップ。
その待ち時間に、ニコニコ動画で見た動画...既に35万再生。

ニコニコ動画(原宿):http://www.nicovideo.jp/watch/sm13452778
 D

ニコニコ大百科http://dic.nicovideo.jp/v/sm13452778
・解説らしい解説は無いですが、歌詞と製作者の説明があります。

動画ページ内の解説コメントにこんな一文がありました。

小説書いていただきました→http://bit.ly/h8IWuE


つい興味がわいて見に行った先が、クリプトン・フューチャー・メディアピアプロ

  • テキスト「【小説書いてみた】 神曲

PIAPRO(ピアプロ):http://piapro.jp/t/QW69

  • あらすじ(僕の私的な説明です)

大手動画サイトの閉鎖を発端とした、VOCALOIDブームの急速な終焉から、数年後の(架空の)話。
主人公は、かつてVOCALOIDブーム時にそこそこ名をはせた「ボカロP」だったエンジニア。


仕事の徹夜明けから帰宅した主人公の元へ、1通のメールが届く。それは「最後のボカロオンリー同人イベント」開催案内だった。
ボカロ同人音楽から既に離れていた主人公だったが、一般参加でイベントに参加する。


かつての隆盛は見る影も無い同人イベント会場内で、「ボカロP」であることを伏せて参加した主人公の元へ、あるきっかけで4人の男女が集まった。
4人は主人公が作って動画サイトに投稿した曲のファンであり、そのことをきっかけにお互い面識の無い間柄でありながら、「ボカロP」の主人公と曲について、本人の前で熱く語り合う。


動画サイトの、再生カウンターの数字の向こうに、確かに自分を認めてくれる人たちが居ることを再認識した主人公の、胸の中に熱いものがこみ上げてきて...

真夜中のPCの前で、不覚にも感動して涙がこぼれました。
二次創作としてはマイナージャンルの「テキスト化」で、こんな素晴らしいものに巡り会えるなんて...

この小説のコメント欄には、200を超えるメッセージが寄せられていました。
その中で、読んだ人と作者のやりとりの中で、この動画が紹介されていました。

  • 神曲」を歌ってみた【Da-little×にっとメガネ×halyosy×白服】

ニコニコ動画(原宿):http://www.nicovideo.jp/watch/sm13585817
 D

二次創作「歌ってみた」...25万再生されたそれは、素晴らしい男性4人のハーモニーでした。
うち1人はプロ歌手、1人は「踊ってみた」の人で歌は本職じゃない...にもかかわらず、4人の歌唱レベルに差らしい差は無く、非常に高いレベルの歌声に、つい聞き惚れてしまいました。


「原曲」→「小説」→「歌ってみた」→「原曲」...を繰り返して、気がついたら午前4時。
仕事で寝落ちするほど疲れ果てていたことを忘れるくらい、夢中になり、感動して、涙を流しました。


〜〜〜〜〜〜〜〜

心地よい感動と疲労感の余韻に浸りながら、そろそろ夜が明けるベッドに潜り込んだとき想い出したのが、先日自分がBlogに書いた記事。

  • 今日のWeb〜地デジ化狂騒曲(続きの続き)

(2011/07/26 - Tuesday:http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20110726

・面白いものは「自分で探し出す、作り出す」ものの方が、「他人から与えられる、押しつけられる」ものより絶対面白い...

既に多くの人が見いだしていたものとはいえ、今日見つけたものは僕が自分でWebを探しに行ったもの。
当日書いたBlogで、追加で掲載したBlog記事にあった、

ただスイッチを入れれば、勝手に一方的にコンテンツを垂れ流してきます。この怠惰、この愚鈍への寛容、この安逸がテレビの素晴らしさです。

こういう怠惰な人たちでは、こんな「神」コンテンツに永遠に巡り会えず、涙を流すほどの感動を体験することも出来ない...

...それって、「ものすごく人生を損している」と想いませんか?


それともう1つ。
上記の「神曲」原曲でも小説版でも扱ってる内容ですが、「あなたも「神」になれる」。
世界を救うなんて大げさなものじゃ無い、分厚い教典も厳しい戒律もいらない。

誰かに喜んでもらいたくて、誰かを楽しませてあげたくて、何かを心身を削って作り出し、Webに公開する。詞とか曲とか歌とか文章とか...
...それを見てくれた人が、感動してくれれば、救われれば、作り出した人は見た人にとっての「神」になる。(ネットスラングでは『ネ申』と表現して賞賛するが)
自然が作り出した森羅万象も、それを見た人が、感動してくれれば、救われれば、それが「神」になる。


うん、「八百万の神の国、日本」な話になりました。